歯科インプラント治療

インプラントは55年の歴史がある治療法

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天然歯が虫歯や歯周病や外傷により失われ、その部位の骨の中に人工の歯根(チタン金属製のインプラント体)を手術で埋入する方法が歯科インプラントです。

1960年ヨーロッパで初めて臨床に使われ55年の歴史があります。

現在では世界で約20社100種類のインプラント体が製品化、日本では約60種のインプラント体があり市民権を得ています。


 

補綴歯科治療での位置づけ

歯を失った場合、ブリッジ、義歯(入れ歯)、歯科インプラントという選択肢があります。お口の中の状態、生活習慣を考慮しながら行う処置を歯科医師と相談しながら決定していきます。

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天然歯とインプラントとの違い

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骨との接合期間
上顎(上あご)2~3ヶ月/下顎(下あご)5~6ヶ月
(骨癒着する期間骨の中に入れ待つ期間)
    
基本的には1歯欠損→1インプラント体/基本的には2歯欠損→2インプラント体
3歯以上の欠損にはインプラント体数は設計により異なります。
 
 

 

インプラントは万能ではありません

インプラントは万人の方に万能ではありません。
全身的や局所的因子がある方はインプラントは適応対象ではありません。
 
  • 全身的因子
・糖尿病 ・心疾患 ・骨粗しょう症 ・喫煙 ・精神疾患・ストレス ・メタボリックシンドローム
 
  • 局所的因子
・残存歯の歯周病コントロールがされていない ・プラークコントロール不良 ・隣在歯の状態
・咬合、ブラキシズムなどの悪習癖 ・骨量と密度不良
 
以上のような方には治療をお勧めいたしません。
 

 

メンテナンスが重要です

インプラント手術後に必要なメンテナンス

インプラントは材質的に100%虫歯になることはありません。それでは、手術後に放置していても大丈夫かというとそれは間違いです。メンテナンスをしっかりしなかったり手入れが悪ければ、埋入したインプラントを除去したり、再手術しなければならない可能性もあります。
 
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インプラントの最大の敵は、天然歯と同様に歯周病(インプラント周囲炎)です。インプラント周囲炎は人工歯根を支えている骨を溶かしてしまうからです。したがってインプラント治療後も歯周病予防・治療をすることが必要になります。
そのためには定期メンテナンスが需要です。メンテナンスではインプラントの周囲に炎症が発生していないか、噛み合わせのバランスに問題がないかなどをチェックします。したがって定期的にメンテナンスをすることが永くインプラントを持たせるための必要条件と言えます。
 
 

インプラントには寿命があります

インプラントの寿命の長さには条件があります。その一つは毎日の念入りな歯磨きです。食べたら磨くという習慣をつけて、ブラッシングの方法もしっかり歯科衛生士の指導を守るようにしなければなりません。もう一つは定期メンテナンスです。インプラントには神経はありませんから、感染が発生しても自覚症状がありません。インプラントの状態、歯肉の状態、かみ合わせなど定期的なチェックを行なっていないと手遅れになってしまう可能性もあります。
 
インプラントを20年、30年と維持させるのは患者さま次第ということになりますから、日頃の歯磨きや定期メンテナンスを怠らないことが重要です。